フランスワインの歴史
ブルゴーニュ・ローヌの歴史

 

 

ローヌ河は、古代ローマ文化と葡萄栽培を北方の国々に伝播させた大動脈であった。
ローヌ河を北上するキリスト教と共に、良質なワインを造る修道院の葡萄栽培技術も又この大河を遡上して行った。

ブルゴーニュは、海から離れていて、歴史的にはパリよりもむしろ中央ヨーロッパや地中海地方との関係が深い。それは南北の通行が容易なソーヌ・ローヌ河が南に流れ下り地中海に通ずるからである。
パリやボルドーに向かうには厳しい山を越えなければならない困難が伴うから、近世まで東西の交易は発展しなかったと言える。中世フランス王家を凌ぐ強大な ブルゴーニュ王国が栄えたのもこの地の利があっての事でもある。

ローヌ河を北上する葡萄栽培とキリスト教の足跡は、そのまま、葡萄栽培とキリスト教の発展の歴史にほかならない。

ここでは、その主要な足跡をたどることにした。

 

目次
1. ローマ時代のワイン交易路と葡萄栽培
ガリアにおけるワイン交易とブドウ栽培地。
2. ローマ時代のキリスト教
ローマ・カトリック教会と西欧州の国家の特徴。
3. 聖職者と葡萄栽培 (中世)
教会・修道院のブドウ栽培とワインとの関わり。
4. クリュニーとシトー派修道院 (10~12Ch)
フランスに於ける修道院の発展と特徴。
5. 巡礼 (中世)
巡礼路とワイン産地。
6. アヴィニヨンの幽囚(14Ch)
ローマ教皇権力と王権
7. ブルゴーニュ王国の繁栄 (14Ch)
ブルゴーニュ王国の形成と繁栄
8. 中世の巡回する宮廷とその構造 (13~14世紀)
フランスにおける王家の宮廷の特徴とその構造
9. オスピス・ド・ボーヌ (14世紀)
ブルゴーニュ王国財務官ニコライ・ロランとオスピス・ド・ボーヌ
10. フランス革命とクロ・ド・ヴァージュ (18~19世紀)
フランス革命が造ったブルゴーニュワインの性格
11. ロマネ・コンティ (18世紀)
ポンパドール夫人と大貴族コンテ公
12. フィロキセラ (19世紀)
欧州全域を襲った害虫と葡萄栽培
13. シャブリとイル・ド・フランスのワイン (19世紀)
葡萄栽培地に与えたフィロキセラと産業革命の影響
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