新世界ワイン の 歴 史

パリ・ティスティング

1976年、アメリカ建国200周年を記念して英国人・スティーブン・スパリエ(当時、ワインス クール「アカデミー・デュ・ヴァン」の主宰者&ワン商)の企画によって行われた。

当時、カリフォルニ ア・ワインの評価は低く、「カリフォルニア・ワインはプロヴァンス(一部の生産者を除いては、 大量生産のただ酔うための安ワイン)のよう」という一般的見解を、一夜にして覆し、カリフォ ルニア・ワインを、世界の表舞台に躍り出すきっかけになったもので、タイム誌が、 「Judgement of Paris(パリの審判)」と言う見出しで、その結果記事を発信した。その具体的内容は、

 

審査員

・ピエール・ブレジョー (国家AOC委員会(INAO)の検査委員長)
・ミシェル・ドヴァス (葡萄栽培学協会)
・ピエール・タリ (グラン・クリュ・クラッセ委員会の事務局長&CH・ジスクールのオ ーナー)
・オーベール・ド・ヴィレーヌ (ロマネ・コンティのオーナー)
・オデット・カーン (ワイン誌「ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」編集者)
・クロード・デュボア (グルメ雑誌「ル・ヌーヴォー・ギド」のディレクター)
・「レ・グラン・ヴェフール」オーナー (ミシュラン3ツ星レストラン)
・「タイユヴァン」のオーナー (ミシュラン3ツ星レストラン)
・「トゥール・ダルジャン」のソムリエ (ミシュラン3ツ星レストラン)

パリ・ティスティング

 

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出品ワイン

カリフォルニア

<赤>
・Clos Du Val-1972 (クロ・デュ・ヴァル)
・Heitz Cellars-1970 (ハイツ・セラーズ)
・Mayacama-1971 (マヤカマス)
・Ridge Monte Bello-1971 (リッジ・モンテベッロ )
・Freemark Abbey-1969 (フリーマーク・アビー )
・Stag's Leap Wine Cellars-1973 (スタッグス・リープ)

<白>
・Spring Mountain-1973 (スプリング・マウンテン)
・Freemark Abbey-1972 (フリーマーク・アビー)
・Veedercrest-1972 (ヴィーダークレスト)
・David Bruce-1973 (デヴィッド・ブルース)
・Chalone Vineyards-1973 (シャローン)
・CH Montelen-1973 (CH・モンテリーナ)

 

フランス

<赤>
・CH Leoville-Las-Cases-1971 (レオヴィル・ラス・カーズ)
・CH Montrose-1970 (モンローズ)
・CH Haut-Brion-1970 (オー・ブリオン)
・CH Mouton-Rothschild-1970 (ムートン・ロートシルト)

<白>
・Meurault-Charmes/Roulot-1973 (ムルソー・シャルム・ルーロ)
・Batard-Montrache/Ramonet-1973 (バタール・モンラッシェ・ラモネ)
・Puligny-Montrachet Les Pucelles/Leflaive-1972 (ピュリニー・モンラッシェ・ルフレーヴ)
・Beaune Clos des Mouches/Joseph Drouhin-1973 (ボーヌ・クロ・デ・ムーシュ/ジョセフ・ドゥ ルーアン)

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結 果
*赤文字はカリフォルニア (カッコ内は点数)

<赤>
1. Stag's Leap Wine Cellars-1973 (127.5)
2. CH Mouton-Rothschild-1970 (126)
3. CH Haut-Brion 1970 (125.5)
4. CH Montrose-1970 (122)
5. Ridge Monte Bello-1971 (105.5)
6. CH Leoville-Las-Cases-1971 (97)
7. Mayacamas-1971 (89.5)
8. Clos Du Val-1972 (87.5)
9. Heitz Cellars-1970 (84.5)
10. Freemark Abbey-1969 (78)

<白>
1. CH Montelena-1973 (132)
2. Meurault-Charmes/Roulot-1973 (126.5)
3. Chalone Vineyards-1974 (121)
4. Spring Mountain-1973 (104)
5. Beaune Clos des Mouches/Joseph Drouhin-1973 (101)
6. Freemark Abbey-1972 (100)
7. Batard-Montrachet/Ramonet-1973 (94)
8. Puligny-Montrachet Les Pucelles/Leflaive-1972 (89)
9. Veedercrest-1972 (88)
10. David Bruce-1973 (42)
30年後のリターンマッチ
2006年5月、ロンドンとナパで同時に、リターンマッチ試飲会が行われた。今回は、赤ワインのみだが、銘柄もヴィンテージも同じワインが再度、審判された。(30年 の瓶熟もので、熟成能力を問うた)
審査員の顔ぶれは異なり、ワイン評論家、マスターソムリエ、マスターオブワインなど、英米で実力が認められたワイン界のプロ。

結果はまたしてもカリフォルニアの圧勝。

*赤文字はカリフォルニア (カッコ内は点数)

1.Ridge Monte Bello-1971 (137)
2.Stag's Leap Wine Cellars-1973 (119)
3.Heitz Cellars-1970 (112)
4.Mayacamas-1971 (112)
5.Clos Du Val-1972 (106)
6. CH Mouton-Rothschild 1970 (105)
7. CH Montrose-1970 (92)
8. CH Haut-Brion-1970 (82)
9. CH Leoville-Las-Cases-1971 (66)
10. Freemark Abbey-1969 (59)

 

30周年を記念して、ジョージ・ティバーが『Judgement of Paris 』を執筆した。その日本語翻訳版『パリスの審判』が2007年4月に出版されている。

 

*1986年9月、New Yorkで、アメリカのワイン業界8人の審査員による、この「30年後のリターンマッチ」の前哨戦が行われた。パリ対決の時と同一のワインが用意された。

 

結果は次の通り。

1. Clos Du Val 1972
2. Ridge Monte Bello 1971
3. CH Montrose 1970
4. CH Leoville-Las-Cases 1971
5. CH Mouton-Rothschild 1970
6. Stag's Leap Wine Cellars 1973
7. Heitz Cellars 1970
8. Mayacamas 1971
9. CH Haut-Brion 1970
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